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平成27年5月13日 ホタルの里コース
初夏のこのコースは樹林帯の中を歩くので木本性の花が多く、ヤマツツジ、タニウツギ、ツクバネウツギがカラフルに目線の上から覆ってきます。しかし、それだけでなく、下に目をやると、ササバギンランや、シュンランを見つけることができ、所々に鮮やかな黄色のキンポウゲが目に入ってきます。
ジシバリの葉は円形で鋸歯はないですが、オオジシバリは長楕円形で鋸歯があります。
ヤマニガナは茎葉はひし形で葉柄に翼があり、ノニガナは葉が矢じり型で茎を抱きます。観察した花は下記のごとくです。
シュンラン キンポウゲ
ヤマツツジ ツクバネウツギ
コウゾリナ ノニガナ
この時期は登山口に差し掛かる車道のわきに濃い赤紫のクサフジが一面に群生して目を見張らせます。海岸から切り立った崖にはスカシユリやハマエンドウ、アサツキが点々と咲き、少し登ったところにはハマボッス、テイカカズラ、コマツナギなどが並んで迎えてくれます。
カラマツソウの種類は花が白く、糸状なので見分けがつきにくいですが、葉で区別できます。アキカラマツは葉の形が円形で、ミヤマカラマツは楕円形で鋸歯があり、カラマツソウは倒卵形で先端が粗く三裂しています。観察された花は、以下のごとくです。
スカシユリ ジャコウソウ
ハマボッス ウツギ(花)
テイカカズラ シラキ(花)
ハマエンドウ メノマンネングサ
クサフジ アカショウマ
アサツキ ミヤマカラマツ
クルマバナ ヤマツツジ
ホタルブクロ