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平成27年3月18日 角田山浦浜コース
早春の花、エンレイソウ、キクバオウレン、ナニワズ、キクザキイチゲ、オオミスミソウ、カタクリなど点々とが咲きだしていました。まだ、花が少ないので鮮やかな印象はありませんが、その中でも、キクバオウレンが小さな、可憐な花を精いっぱい咲かせていたのがきれいでした。このコースの登山口は湿地帯でシダ類が多いので、種々のシダが迎えてくれました。
ここはキツネノカミソリの群生地なので夏に咲く花に先駆けて葉が密生して茂っていました。ニリンソウの葉も花に先駆けて茂っており、所々、冬にも枯れないコシノカンアオイの葉があり、その根元を探ると土色の目立たない花を見つけることができます。
観察された花は以下の通りです。
キクバオウレン キツネノカミソリ(葉)
ナニワズ ヤマアイ
ヒメオドリコソウ シダ類
オオイヌノフグリ ヤブソテツ
キクザキイチゲ リョウメンシダ
ニリンソウ(葉) カタイノデ
オオミスミソウ オシダ
カタクリ コシダ
コシノカンアオイ
平成27年4月9日 角田山湯の腰コース
登山口付近にネコノメソウ、トウダイグサ、そして、登ったすぐにミヤマカタバミ、ニリンソウが群生していました。湿地帯を越え、乾燥した登りが続くと、タチツボスミレ、エンゴサクの仲間が咲き乱れ、所々にミスミソウ、エンレイソウ、カタクリ、キクザキイチゲが目を楽しませてくれました。
エンゴサクの仲間でここでよく見えるのはヤマエンゴサクとエゾエンゴサクの二種で、ヤマエンゴサクの葉は鋸刃はなく、やや丸く、エゾエンゴサクの葉は鋸刃がなく細長くなっています。他のコースで見られるミチノクエンゴサクの葉はもっと細く、小さく、花自体も小さくなっています。ちなみに、ジロボウエンゴサクの葉は先が浅く三つに裂けています。見られた花々です。
カタクリ キブシ(花)
ミヤマカタバミ ヤマエンゴサク
ネコノメソウ シロザ