平成28年4月14日 角田山湯の腰コース

 同じコースでも一か月も経たなくても見られる花が違ってきます。登山口をすぐ上ると、イチリンソウに代わって、ミヤマカタバミニリンソウが一面に咲き、キクザキイチゲも目立ってきました。登山口の前の脇道では、ツルカノコソウやタネツケバナ、カキドオシ、シャガが群生して迎えてくれました。中腹を越えてよく見ると、目立たないのですが、ウスバサイシンが存在感を示していました。

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 春先にいち早く咲くのがツルカノコソウですが、カノコソウとよく似ています。違いは葉の形で、どちらも3~7片に全裂しますが、ツルカノコソウの頂葉は非常に長く目立ちますし、花が終わると、走出枝を伸ばして増えます。カノコソウの葉は粗い鋸歯です。今回、見られた花は以下のようです。

   ケマルバスミレ            アオイスミレ

   ノミノツヅリ             キクザキイチゲ

   ツルカノコソウ            ニリンソウ

   ヤブジラミ              コシノチャルメルソウ

   タネツケバナ             エンレイソウ

   ミツバツチグリ            ミヤマカタバミ

   ムラサキケマン            カキドオシ

   ヒトリシズカ             シャガ

   ウスバサイシン

 

    平成28年4月20日  角田山灯台コース

 前にここを登って2週間しか経っていませんが、植生は変わっていました。登山口を登るとすぐにゴヨウアケビが咲いていて、しばらく行くとホタルカズラが一斉に咲きだしていました。 桜尾根コースを下ると、ラショウモンカズラが群生、また、サンカヨウが一か所に集中していて、この時期を逃すと1年間は見られません。非常にラッキーでした。

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 この地域でよく見られるテンナンショウ属はマムシグサウラシマソウです。ウラシマソウは釣り糸を跳ね上げたような形で、葉は1枚で掌状に分かれています。マムシグサは葉が2枚に分かれて掌状につき、花が終わった後は赤い実が付きます。見られた花は以下のようです。

   ダイコンソウ             ホタルカズラ   

   ムラサキハナナ            トキワイカリソウ

   アマドコロ              エンレイソウ

   ミヤマキケマン            桜尾根コース

   ムラサキケマン            ヒトリシズカ

   ウラシマソウ             ラショウモンカズラ

   ミヤマカンスゲ            アマドコロ

   エチゴキジムシロ           サンカヨウ

   ゴヨウアケビ             イチリンソウ

   イチリンソウ             ミヤマキケマン

   ニリンソウ              チゴユリ

   サンザシ               ウラシマソウ

   シャク