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平成28年4月27日 角田山稲島コース
この時期は登山口から登り始めると、春を代表するシャガとイチリンソウが群生して迎えてくれます。さらに、素通りになりがちになりますが、ミヤマケキマンやムラサキケマンが足元に咲き誇っています。中腹を登っていくと、よく観察しないととても小さくて見落してしまうコチャルメルソウ、ハルノトラノオの花が咲いていました。大きな発見でした。
同じトラノオでも種類が違う、私たちがよく目にする三種類のトラノオがあります。花穂が虎の尾に似ているということでその名前があります。ハルトラノオは春一番に咲き、茎の丈が15センチぐらいの小さな白い花を咲かせます。オカトラノオは夏に咲き、丈も1メートルぐらいあり、花穂も長く、先はやや垂れます。ヌマトラノオも夏に咲き、オカトラノオと大きさは同じぐらいですが、湿地に生え、花穂は直立します。同じく、白花です。下記は見られた花です。
ツルカノコソウ ヤアマハタザオ
コチャルメルソウ ムラサキケマン
ラショウモンカズラ マムシグサ
ナガハシスミレ ハルトラノオ
シラネアオイ シャガ
平成28年5月5日 角田山浦浜コース
この時期は夏の近さを告げる花がいっぱいです。ツクバネウツギやヤマツツジ、チゴユリは登る途中、所々に迎えてくれます。足元にはクサイチゴがいっぱいでおいしそうでした。それと、アマドコロ、ホウチャクソウなどのユリ科の花が目立っており、ホウチャクソウは群生していました。
ここで見分けがつきにくいのがアマドコロなどのユリ科の植物です。アマドコロとナルコユリは同じように葉のわきから花柄を垂らして花をつけますが、葉の幅はナルコユリは細く、披針形です。アマドコロの茎は角ばった稜があります。ホウチャクソウは茎の上部で枝分かれして、枝の先にだけ、花を数個咲かせます。下記は今回みられた花です。
クサイチゴ ツクバネウツギ
ツルカノコソウ ヤマツツジ
シャク ヒメコバンソウ
ヤワラスゲ チゴユリ
サワハコベ ダイコンソウ
イボタノキ(花) オドリコソウ
アマドコロ