平成27年6月24日 角田山灯台コース

 初夏のこのコースはいろいろな花でいっぱいですが、特に目を楽しませてくれるのは、オカトラノオの群生です。そして、似たような花として、白一色のヤマブキショウマやアカショウマが目につきます。その中で、ある一か所に濃い紫色のノハナショウブが咲いていて、花期が短いので見られるのがラッキーでした。

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トリアシショウマとヤマブキショウマ、アカショウマの区別がなかなかできませんが、ヤマブキショウマは葉の基部がくさび型で、葉脈が平行になって縁まで達していることです。トリアシショウマは葉の基部が心型で、茎がしっかりしていてトリノアシに似ているからです。アカショウマは茎が赤くなっています。見られた花は以下のごとくです。

  ヤブジラミ              ナンテンハギ

  コマツナギ              ウツボグサ

  ノビル                キリンソウ

  ツルキジムシロ            ヤマブキショウマ

  ナワシロイチゴ            アカショウマ

  オカトラノオ             ノハナショウブ

  クルマバナ              ヤマホタルブクロ

  カタバミ               クルマユリ

  カセンソウ              ヤマアジサイ

  ヒヨドリバナ

 

   平成27年7月9日 角田山稲島コース

 このコースは、登山口からお地蔵様までの登山道の両側の下をよく見ると、いろいろな小さな花が咲いています。最近、刈られてしまって残念でなりませんが、クルマバナやヘビイチゴの黄色の花が咲いています。その中でも、小さくてピンク色の可憐な花が茎にちょこんとついているハエドクソウが印象的でした。少し登ると遠くに背の高い、白い花をたくさんつけているタケニグサに出会いました。

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  イチゴの種類の区別はわかりにくく、いつも悩みます。ノウゴウイチゴの葉は倒卵形で鋸歯はやや粗く、シロバナノヘビイチゴの葉は楕円形で鋸歯はとがり、葉脈はくぼんでいます。ヘビイチゴはシロバナと似ていますが、葉脈はへこんでいません。ニガイチゴの葉は三裂していて、クサイチゴの葉の鋸歯は重鋸歯です。見られた花は以下のごとくです。

  ハエドクソウ             ヤマアジサイ

  クルマバナ              マタタビ(花)

  ヘビイチゴ              ウバユリ

  タケニグサ

 

 

 

  

  

  平成27年5月13日 ホタルの里コース

 初夏のこのコースは樹林帯の中を歩くので木本性の花が多く、ヤマツツジタニウツギ、ツクバネウツギがカラフルに目線の上から覆ってきます。しかし、それだけでなく、下に目をやると、ササバギンランや、シュンランを見つけることができ、所々に鮮やかな黄色のキンポウゲが目に入ってきます。

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ジシバリの葉は円形で鋸歯はないですが、オオジシバリは長楕円形で鋸歯があります。

ヤマニガナは茎葉はひし形で葉柄に翼があり、ノニガナは葉が矢じり型で茎を抱きます。観察した花は下記のごとくです。

  ササバギンラン           タニウツギ

  シュンラン             キンポウゲ

  ヤマツツジ             ツクバネウツギ

  コウゾリナ             ノニガナ

  オオジシバリ

 

 平成27年6月4日 灯台コース

 この時期は登山口に差し掛かる車道のわきに濃い赤紫のクサフジが一面に群生して目を見張らせます。海岸から切り立った崖にはスカシユリハマエンドウ、アサツキが点々と咲き、少し登ったところにはハマボッステイカカズラコマツナギなどが並んで迎えてくれます。

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 カラマツソウの種類は花が白く、糸状なので見分けがつきにくいですが、葉で区別できます。アキカラマツは葉の形が円形で、ミヤマカラマツは楕円形で鋸歯があり、カラマツソウは倒卵形で先端が粗く三裂しています。観察された花は、以下のごとくです。

  スカシユリ              ジャコウソウ 

  ハマボッス              ウツギ(花)

  テイカカズラ             シラキ(花)

  ハマエンドウ             メノマンネングサ

  ナンテンハギ             ウツボグサ 

  ナワシロイチゴ            バイカウツギ(花)

  クサフジ               アカショウマ

  アサツキ               ミヤマカラマツ

  クルマバナ              ヤマツツジ

  ホタルブクロ

 

 

     平成27年4月16日 角田山灯台コース 桜尾根コース

 この時期のこのコースは春の花で満開です。カタクリはやや枯れていますが、エチゴキジムシロやトキワイカリソウが一面に咲いていて、所々にイチリンソウが目立っています。また、道沿いに紫色のサクラソウアケビの花が色取りを添えていました。桜尾根はいつもそこにしか咲かないサンカヨウが群れて咲いていて、また、白いカタクリの花もみられて圧巻でした。

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 アケビには五葉アケビとミツバアケビがあり、ミツバアケビは葉が大きいですが、アケビの花は赤茶色であまり目立ちません。エチゴキジムシロはキジムシロと違って複葉ですが、小葉の数は5枚しかありません。この地域特有のものです。観察者の中には、サンカヨウを見にこのルートに来る人もかなりいます。ここで見られた花は、下記のとおりです。

  サクラソウ              オドリコソウ

  エチゴキジムシロ           ニョイスミレ

  トキワイカリソウ           エゾエンゴサク

  カタクリ              桜尾根コース

  ヒトリシズカ             ミスミソウ

  イチリンソウ             カタクリ(白花)

  ゴヨウアケビ             サンカヨウ

  ヤマエンゴサク            トキワイカリソウ

  カントウタンポポ           ニリンソウ

  カンスゲ               キクザキイチゲ

 

 平成27年5月6日 角田山灯台コース 桜尾根コース

 初夏のこの時期は、この時に咲き出す花も多く、色鮮やかになります。特に、木本科のツクバネウツギやヤマツツジ、ミヤマガマズミの花が目線より上の視界に広がり、夏を感じさせます。ちょうど、ラショウモンカズラの盛りの時に出くわし、初めて、群生した実物を見て感激しました。

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 登山道の足元にいつも見慣れた、あまり目立たない小さな黄色い花を見過ごしてしまいます。これはニガナですが、よく見ると、同じようでも違った種類に出くわします。よく見るニガナは花弁が5枚で、葉は披針形で、基部の方では茎を抱きます。ハナニガナは花弁は2倍多く、葉もやや大きく、基部で茎を丸く抱きます。ノニガナは、葉が矢じり型で、先がとがり、茎を刺し込んだような形です。ヤマニガナの葉は、基部の方で葉の先が三角状にとがり、かかしのような形をしています。今回観察された花は、下記のごとくです。

   ツクバネウツギ             エチゴキジムシロ

   ハママンネングサ            サクラソウ

   ホタルカズラ              ヤマツツジ

   クルマバソウ              ミヤマガマズミ(花)

   ノアザミ                桜尾根コース

   アズキナシ(花)            ラショウモンカズラ

   ジシバリ                ツルカノコソウ

   ノニガナ                クルマバソウ

   カントウタンポポ            オニユリ

   ヤマフジ

   ホウチャクソウ

 

 

  平成27年3月18日 角田山浦浜コース

早春の花、エンレイソウ、キクバオウレン、ナニワズ、キクザキイチゲオオミスミソウカタクリなど点々とが咲きだしていました。まだ、花が少ないので鮮やかな印象はありませんが、その中でも、キクバオウレンが小さな、可憐な花を精いっぱい咲かせていたのがきれいでした。このコースの登山口は湿地帯でシダ類が多いので、種々のシダが迎えてくれました。

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 ここはキツネノカミソリの群生地なので夏に咲く花に先駆けて葉が密生して茂っていました。ニリンソウの葉も花に先駆けて茂っており、所々、冬にも枯れないコシノカンアオイの葉があり、その根元を探ると土色の目立たない花を見つけることができます。

観察された花は以下の通りです。

       エンレイソウ            トウダイグサ

  キクバオウレン           キツネノカミソリ(葉)

  ナニワズ              ヤマアイ

  ヒメオドリコソウ          シダ類

  オオイヌノフグリ          ヤブソテツ

  キクザキイチゲ           リョウメンシダ

  ニリンソウ(葉)          カタイノデ

  オオミスミソウ           オシダ

  カタクリ              コシダ

  コシノカンアオイ

 

 平成27年4月9日 角田山湯の腰コース

 登山口付近にネコノメソウ、トウダイグサ、そして、登ったすぐにミヤマカタバミニリンソウが群生していました。湿地帯を越え、乾燥した登りが続くと、タチツボスミレ、エンゴサクの仲間が咲き乱れ、所々にミスミソウエンレイソウカタクリキクザキイチゲが目を楽しませてくれました。

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 エンゴサクの仲間でここでよく見えるのはヤマエンゴサクとエゾエンゴサクの二種で、ヤマエンゴサクの葉は鋸刃はなく、やや丸く、エゾエンゴサクの葉は鋸刃がなく細長くなっています。他のコースで見られるミチノクエンゴサクの葉はもっと細く、小さく、花自体も小さくなっています。ちなみに、ジロボウエンゴサクの葉は先が浅く三つに裂けています。見られた花は、

  エンレイソウ            キクザキイチゲ

  ミスミソウ             タチツボスミレ

  カタクリ              キブシ(花)

  ミヤマカタバミ           ヤマエンゴサク

  トウダイグサ            エゾエンゴサク

  ネコノメソウ            シロザ

  ニリンソウ

 

  

  

 

平成26年10月18日 角田山五カ峠コース

 前回もこのコースを登りましたが、今日、全国の花の百名山を回っている全国的組織の観察団体が角田山五カ峠コースにやってきましたので、同行させていただくことにしました。観察者は30名ほどで、全国からきており、彼らの話では、この山は薬草が有名で、昔は富山から毒消薬を求めてきていたそうです。

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 薬用のサンショウが沢山あり、サンショウは匂いがよく、他のサンショウと違って枝のとげが対生に生えています。カラスサンショウは幹のとげが鋭く、サンショウはいぼ状です。ヤマノイモのムカゴや根は食べられますが、トコロとの違いは根に節があることです。ナンブアザミの葉は切れ込みが少なく、総苞は粘着せず、総苞片は反り返りますが、モリアザミは総苞にクモ毛があり、総苞片は大きく、外に開出しています。ハナワラビが群生して咲いていました。観察された主な花は以下のごとくです。

  ナンブアザミ            オクトリカブト

  ヤマノイモ(ムカゴ)        サラシナショウマ

  ハナワラビ(花)          カマツカ(実)

 

平成27年3月4日 角田山稲島コース

 春が早いので、咲いている花は少なく、シダ類が目立ちました。エビヅル、ヘビイチゴアケビ、タチドコロなどの葉が見えましたが、アケビ、ミツバアケビはまだ、花が少し早いのか、葉だけでした。

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 早い春を代表するコオニタビラコ、ミヤマカタバミなどが咲いていましたが、特にコオニタビラコは小さなロゼット状の葉の上に非常に短い茎の花を咲かせます。コオニタビラコヤブタビラコは春に花を咲かせますが、オニタビラコは秋にも咲かせます。以下は観察されたものです。

  コオニタビラコ             ミヤマカタバミ

  ヘビイチゴ               ジャノヒゲ(実)

  アケビ                 オサシダ

  ミツバアケビ              ナライシダ

  ヤマアイ                ツルデンダ

  タチドコロ(葉)            イワガネソウ

 

 

 

 

平成26年9月17日 角田山湯の腰コース

この時期は秋の真っ盛りで、登山口に行くまでの農道ではミゾソバママコノシリヌグイが足元に、ツリフネソウヒヨドリバナなどが両側に、登山口ではノブキが群生して、中腹にかけては、代表的なものとしてオヤマボクチモリアザミ、ヒメヒゴタイ、ノダケなどが所々に咲いていました。中腹のある場所にハグロソウが一つ咲いていてとてもかわいい姿でした。

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ここで観察できた花は以下のごとくです。ママコノシリヌグイの葉は三角形で、ミゾソバの葉は二本の角がちょこんと出た牛の顔のような形です。アキカラマツの花は黄白色で円錐花序に、カラマツソウは白色で散房状につき、コカラマツは黄白色でアキカラマツに比べて花がまばらです。

  オクモミジハグマ            アカネ

  ハナダテ                ハッカ

  ママコノシリヌグイ           ダイコンソウ

  ミゾソバ                イモカタバミ

  ゲンノショウコ             チヂミザサ

  オヤマボクチ              ノダケ

  キツリフネ               シシウド

  ツリフネソウ              ハグロソウ

  アキノノゲシ              コカラマツ

  モリアザミ               ミズタマソウ

  ツリガネニンジン            オオバチドメ

  ヒメヒゴタイ              ノブキ

  ヒヨドリバナ              アレチウリ

 

平成26年9月24日 角田山五カ峠コース

ここも秋の典型的な花が咲き誇っています。ところどころにクロバヒキオコシ、ミヤマママコナ、オオトウヒレン、ナンブアザミ、オオカニコウモリ、シラネセンキュウ、時期遅れでクルマバツクバネソウ(黒紫色の液果だったのかもしれません)などが咲いていました。

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咲いていた花は以下の通りですが、ヒキオコシは花の咲く枝が枝分かれし、さらにその枝が枝分かれして咲きますが、ヤマハッカは枝分かれしたら、それ以上枝分かれしません。オオカニコウモリの葉は大型の五角形で、カニコウモリはカニの甲羅のよう、コウモリソウはコウモリが飛んだような三角状で、ヨブスマソウは三角状で葉柄に翼があります。

   クロバヒキオコシ           シシウド

   ヒキオコシ              シラヤマギク

   オトコエシ              ゴマナ

   キバナノアキギリ           ミゾソバ

   オヤマボクチ             シラネセンキュウ

   タムラソウ              ヤマゼリ  

   オオトウヒレン            メナモミ

   モリアザミ              ゲンノショウコ

   ヒヨドリバナ             ヤブタバコ

   オオカニコウモリ           チヂミザサ

    カントウヨメナ            クルマバツクバネソウ

   ノブキ                アキノキリンソウ

   

 

 

  平成26年9月3日 角田山灯台コース

 この時期の灯台コースは夏から秋にかかる植生で、真夏には見られなかった花が数多く咲き乱れて最高の時期です。特に、登山口ではセンニンソウ、ボタンヅル、ヒヨドリバナなどが迎えてくれ、海岸の斜面には紫のきれいなハマゴウが所々に咲いています。

中腹にはナンブアザミ、タムラソウ、ノダケ、シシウドと秋を思わせる花とともに頂上近くにはテンニンソウが登山道の両側に群生して私たちを飽きさせません。

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 以下に記しているのは、その時見られた花です。毎年、同じ時期に同じコースを登りますが、若干、観察した花々が年によって違っています。それは年々、観察する日が少しずれているので咲く花も違ってきます。また、その時見落とした花が今回みられるということもありますし、花に対する知識が増え、それが観察する花の数を増やすことにもなっています。ですから、いつ行っても違った花がみられるという興味津々の山がこの角田山です。

   センニンソウ              オオヒナノウスツボ

   ハマゴウ                ノダケ 

   ガンクビソウ              ヤブマオ

   ナンブアザミ              クルマバナ

   タムラソウ               オヤマボクチ

   ヤマハッカ               ヤマハギ

   キセワタ                シラヤマギク

   アゼナ                 ソバナ 

   ボタンヅル               カントウヨメナ

   ヒメジソ                シシウド

   セキヤノアキチョウジ          ハチジョウナ

   テンニンソウ              クズ(花)

   ナンテンハギ              オトコエシ

   ヒヨドリバナ              イワショウブ

   ツリガネニンジン

 

   平成26年9月10日 角田山稲島コース

 登山口に入るや否や一段とめだってくるのが、秋を告げるキバナツリフネや紅紫のツリフネソウキバナアキギリです。それと、小さなかわいい花を咲かせるヒメジソやイヌコウジュが足元に群がっています。その上段にはイラクサミヤマイラクサの小さな目立たない花が髭のように頂上から伸びています。

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下記はその時見られた花の種類です。

  オオカニコウモリ            シラヤマギク

  キバナアキギリ             ゴマナ

  ミヤマトウバナ             ヒヨドリバナ 

  ヒメジソ                ノブキ

  イヌコウジュ              カントウヨメナ

  ミヤマイラクサ             シシウド

  イラクサ                ママコノシリヌグイ

  アカソ                 ツリフネソウ 

  ミヤマニガウリ             キバナツリフネ

  オオダイコンソウ            ヨブスマソウ

  ノダケ                 アカネ

  キンミズヒキ